ニュース

アーカイブ

年末に向けて

個人部

会計事務所は12月の年末調整、1月法定調書、償却資産申告等、3月には確定申告と繁忙期が続いていきます。

3月の確定申告が終わっても、3月が決算期の法人決算申告があるため5月頃までは忙しくしている事務所も多いのではないでしょうか。

弊所では10月になり、年末からの繁忙期に向け準備をしています。

直近では年末調整があります。

年末調整という言葉を聞いたことはある方でも実際は何をしているのか?といわれる方もいるのではないでしょうか。

年末調整とは、1年間のお給料を計算してその人の所得税を計算し清算するものになります。

一言で計算、清算といってしまうと簡単なように聞こえますが計算の方法はその人によって異なります。

手順については国税庁のHPに掲載されています。

国税庁HPより

https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/index.htm

計算の際に使用する【所得控除】といわれるものには15種類あります。

そのうち年末調整で使用するのは12種類です。

妻(夫)がいる。お子さんがいる。等のいわゆる扶養の親族がいるという方。

生命保険や自宅の地震保険を支払っている方。

最近では、確定拠出年金のようなiDeCoに加入し掛金を支払っている方。等々

その方の家族構成、契約している保険等によって計算される所得税の金額は変わってきます。

生活の中でなじみのある扶養という言葉。

扶養といっても誰もがなれるものではなく、その方の収入等、様々な要件があります。

よく聞くものとしては、年間103万円、130万円等でしょうか。この金額を超えないようにこれからの時期働き方を調整される方も多くいると思います。

収入の要件については、勤め先から受け取る【給与所得の源泉徴収票】を確認して扶養となれるのか判断が必要です。

また、生命保険や地震保険については支払った金額ではなく、契約内容や契約時期を確認して支払った金額から控除金額を計算することになります。

これからの時期、年末調整で使用する生命保険、地震保険については各保険会社より【控除証明書】といったものがお手元に届きます。

これは年末調整だけでなく、不動産収入等があるといった毎年確定申告をする方はそちらで使用することにもなるため大事にとっておきましょう。

そして今年は【定額減税】があります!!

これまでになかった制度になるため注意が必要です!!

その他すべてを載せるとなると見たくもない長文の文章が続くのでこの辺でやめておきますが他にも色々な控除があります。

この機会にどんなものがあるのか興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。

写真は内容と全く関係はありませんが、先日行った某店の味噌ラーメン。食べるのに1時間くらい並んで食べました!!

写真.PNG

個人部